
「ピンクがいい」。展示会で、女の子が目を輝かせて、その鞄から離れない。ピンクは、やさしさと幸福感をまとった、女の子にいちばん人気のカラーのひとつです。鏡の前でくるりと回って、「これがいい」と離さない。その一台が、これから6年間、毎朝いっしょに玄関を出ていきます。
それでも、高学年になっても大丈夫だろうか、6年後に後悔しないだろうか、と保護者としては誰でも不安がよぎるもの。ランドセル選びでのちのち後悔を生むのはピンクという色を選んだことよりも、その選び方をまちがったことによることがほとんどです。
どの色を選んだら正解、不正解だという単純なものではありません。お子さんが心から「好き」と思える色こそ、6年間ずっと相棒でいてくれます。本記事では、ピンクという色の魅力と種類、女の子に人気の傾向、そして2027年に後悔しない選び方まで、一緒に確かめていきます。
目次
なぜ、ピンクは女の子にこんなに人気なのか
ピンクは、白と赤が混ざって生まれた色です。赤の元気を白のやわらかさで包んでいるから、見ているだけで優しい気持ちになります。女の子が理屈ぬきで「このカラーがいい」と感じるのは、ピンクがもともと、心をあたためる色だからかもしれません。
小学校に上がれば、ランドセルは6年間、毎朝いちばんに手に取る鞄になります。それが自分の大好きな色なら、背負うたびに気持ちが少し上を向く。ピンクは「自分を好きでいられる色」です。近年では自分の「好き」をはっきり持つ女の子が増え、お気に入りのキャラクターのコーデで色を決めて展示会やショールームに来場してくれる子もめずらしくなくなりました。カタログやタブレットで下調べをしてきて、「このページのこの色がある?」と開いて見せてくれる子もいます。
しかし「ピンクにして後悔した」となる理由は、ランドセルの色選びではなく、お子さんより先に保護者が色を決めてしまったことにあるものです。自分で選んで心から気に入った色なら、6年たっても後悔にはつながりにくい。だから、お子さまの「ピンクが好き」という気持ちを、そのまま選びの出発点にして大丈夫です。
ピンクは1色じゃない|色味の種類と印象の一覧
ひとくちに「ピンクが好き」といっても、思い浮かべるピンクはお子さんごとに違います。同じピンク系でも、淡いか濃いか、どの色に寄せるかで、印象はがらりと変わります。ララちゃんのオーダーメイドで選べるピンクを例に、色味の種類と印象を一覧で見ていきます。
淡くやわらかなシャーベットピンクは、ベビーピンクのようなパステルカラーで、守られているような安心感があります。元気で愛らしいファンシーピンクは、ピンクらしいピンクの王道。もっと華やかに自分の「好き」を見せたい子には、ビビッドで鮮やかなオペラがよく映えます。そして落ち着いた大人っぽさを望むなら、くすみカラーのダスティローズ。同じピンク色でも、これだけ表情の種類があります。シンプルな無地のピンクが好きな子もいれば、パールがかった上品な色にひかれる子もいます。パール調の色は、コレクションのモデルにもあります。

ピンク系カラーの色味と印象の一覧
おもしろいのは、お子さんのいちばん好きな色と、いちばん似合う色が、必ずしも一致しないことがあることです。あたたかい印象の子には元気なファンシーピンクやオペラ、すっきりした印象の子には落ち着いたダスティローズがなじみます。展示会では、お母さんがランドセルを娘さんの肩に当てて、「こっちのほうが顔が明るく見えるね」。娘さんが鏡をのぞきこんで、「じゃあ、こっち」。そうやって、好きな色と似合う色が、少しずつ一つに近づいていきます。何を選んだかと同じくらい、この時間が、あとから思い出になります。

ピンクの色味と肌うつりの関係
もっと大人っぽさや個性を出したいときは、ピンクの隣の色に少し目を向けてみるのもいいものです。ララちゃんには、ラベンダーのような淡い紫のアイリスや、深いパープルのディープパープルもあります。ピンクと紫は隣どうしなので、雰囲気を地続きで選べます。
色の数は全体で2色か3色までにおさえるのがコツ。本体をピンクの主役にして、へりにもう一色を脇役で添え、刺繍をひとさじのアクセントに。色を組み合わせるときは、まずピンクの系統でまとめると、まとまりよく仕上がります。同じピンクの仲間どうし、濃いピンクと淡いピンクを重ねるだけでも、ぐっと洗練されて見えます。この主役と脇役とアクセントの割合が、まとまりの秘密です。ララちゃんのオーダーメイドランドセルなら、本体とへりの両方をピンクでそろえることも、へりにメルティローズやラズベリーを効かせることもできます。落ち着いた雰囲気にしたいなら、グレージュのようなベージュ系を脇役にすると、ぐっと上品になります。刺繍で迷ったら、(→ 刺繍で後悔しないために)ものぞいてみてください。

本体・へり・刺繍の組み合わせ例
人気ランキングは出発点|女の子・男の子に人気のカラー傾向
「ピンクってどのくらい人気なの」と気になる方は多いです。ランドセル工業会の2026年の調査では、女の子のいちばん人気は紫で、ピンクはその次、2番目に人気の色です。ただ、人気ランキングはランドセル選びの出発点にはなっても、正解を教えてくれません。じっさい、ララちゃんランドセルで女の子にいちばん多く選ばれているのは、キャラクターデザインの黒いランドセルです。世間のランキングで女の子の黒が上位に来ることは、まずありません。それでも、お子さんが「これがいい」と選び、保護者の方も「このデザインの黒なら6年間、飽きずに使えそうね」と納得して、家族みんなで決めていかれます。
赤や黒が定番だった時代とちがい、いまの女の子はピンクも水色もさまざまなカラーを選びます。まわりの人気にとらわれず、お子さん自身の「好き」から選んで大丈夫です。以前は、お子さんが選んだ色を親御さんが説得して変えさせる場面もありましたが、いまはめっきり減りました。お子さんが飛びついたピンクを「いいね」と受け止めるご家庭がほとんどです。人気色のランキングは(→ ランドセルの色選びで後悔しない方法)もどうぞ。
男の子がピンクを選ぶ場面も、少しずつ見受けられるようになりました。本体はピンク以外の色を選び、へりや内側、ベルトにピンクを差し色で効かせるスタイルが人気です。ピンクにこだわらず、コスモレインボーのゴールドのような色を選ぶ男の子も増えています。色に、性別の決まりはありません。
高学年になっても大人っぽく|くすみカラーが6年映える
色味が決まってくると、次に保護者が気になるのは「高学年になっても背負い続けてくれるだろうか」という心配かもしれません。
展示会には、下のお子さんの付き添いで、5年生や6年生のお姉さんが一緒に来てくれることがあります。ピンクを背負ったまま来る子も、めずらしくありません。恥ずかしがるどころか「わたしのはこの色」と教えてくれます。色つきが目立つ時代ではなくなり、ピンクは「目立つ色」ではなく「その子らしい色」になりました。大人っぽく落ち着いた印象で6年間映えるのは、くすみカラーのダスティローズ。淡いパステルのシャーベットピンクも、上品にきれいに馴染んでいきます。
成長とともに好みは変わります。それでも、今の「好き」を我慢させる必要はありません。ララちゃんのマジかるベルト(別売り)は色を替えられるので、「本体はこの色にして、ベルトをピンクにする」と決める子もいます。もし途中で気分が変わっても、ベルトを付け替えれば、また新しい気持ちで背負えます。
色より大事な「つくり」|素材と軽さ、後悔の正体
せっかく選んだピンクが、傷つきやすかったり日焼けしやすかったりしないか。そう心配する方もいます。傷や日焼けを左右するのは、選んだ色ではなく、生地そのものと、ランドセルの作りです。薄いピンクだから傷みやすい、ということはありません。だからこそ、色だけでランドセルを決めてしまわないで、生地の質とつくりも、しっかり確かめてください。
もし後悔があるとすれば、それは色ではなく、軽さだけを優先して強度をけずった作りを選んでしまったときくらいです。素材には牛革を選ぶご家庭もあり、どちらが正しいということはありません。たとえばララちゃんが使うのは、人工皮革のベルビオ・5という生地です。軽くて背負いやすいのに、強くあるべき生地の厚みや金具、芯材はけずらず、色あせも目立ちにくい素材です。「ランドセルを軽くすること自体は、誰にでも簡単にできます。大事なのは、6年間安心して使い続けていただける品質を保つこと。これが腕の見せ所です」。工場でつくり手が話していた言葉です。ふだんの汚れは拭けば落ち、それでも傷んだところは6年間、原則としてすべて無料で直します。つくりの強さは、展示会で肩ベルトを曲げたり本体をたたいたりして、その場で確かめられます。
自分だけのピンクは、展示会とオーダーで見つかる
写真と実物では、ピンクの色味もつやも、驚くほど印象が変わります。「画面で見るより、ずっと上品な色ですね」。会場でそう言われることが、よくあります。落ち着いて見えた色が実物では思ったより華やかだったり、その逆だったり。だから購入前には必ず、展示会で実物に触れて、背負ってみていただきたいです。
会場には、同じピンクでも、刺繍が違うもの、内側のデザインが違うモデルがいくつも並びます。オーダーメイドなら、本体のカラー、へりの色、刺繍まで、自分だけの一台を組めます。
「ピンクがいい」と色を決めたあと、その中から「これがいちばん素敵」と思えるものを選び、好みに仕上げていく。その時間のなかで、選んだピンクはもっと好きになっていきます。会場では、同じピンクの前で、刺繍やへりを一つひとつ見比べながら「これがいい」と決めていく親子の姿を、いつも見ます。色を選んで終わりではなく、選んでから深めていける。それが、一台ずつ違う表情のランドセルを並べている理由です。
お子さんが自分で選んだピンクは、6年後も「大切な、自分だけの一色」のままです。途切れず守り、本当に直せる一台で、その「好き」を6年間支えます。公式サイトには、女の子に人気のモデルやカラーの一覧、それぞれの商品の特徴と価格、展示会の日程やカタログの申し込みも載っています。オーダーメイドの組み方は(→ オーダーメイドの選び方)、買う時期の目安は(→ ランドセルはいつ買う)もどうぞ。
よくある質問
ピンクのランドセルで、いじめやからかいはありませんか?
お子さんが心から気に入って選んだ色であれば、このごろはからかいの話を、ほとんど聞かなくなりました。色で浮く時代ではなくなっています。
男の子がピンクのランドセルを選んでも大丈夫ですか?
色に、性別の決まりはありません。本体はほかのカラーにして、へりや内側、ベルトにピンクを差す選び方も人気です。「好き」を起点にして大丈夫です。
薄いピンクは、汚れや色あせが目立ちますか?
ふだんの汚れは拭けば落ちますし、日焼けはカバーで防げます。丈夫さも色あせのしにくさも、色の濃さでは決まりません。
赤とピンク、女の子にはどちらが人気ですか?
どちらも女の子に人気の定番カラーです。赤は昔からの定番で、ピンクは最近えらぶ子が増えています。ただ、どちらが人気かよりも、お子さんが手に取って心が動いた色こそが、その子にとっての一番です。
高学年になっても使えますか?
近年は、高学年でも自然に馴染みます。くすみカラーのダスティローズのような落ち着いた色味なら、大人っぽく見えます。
ピンクのランドセルは、いつ頃から選べますか?
買う時期は(→ ランドセルはいつ買う)でくわしく解説しています。気になるカラーは、早めに実物を見ておくと安心です。