ランドセルの値段はなぜ高い?相場・価格帯と「価格差の正体」で選ぶ2027年度版

ララちゃんランドセル2027年度の価格一覧(コレクション・ブランド・オーダーメイド)

「ランドセルに7万円」。この価格を聞いて「ランドセルって高いなぁ」と感じる保護者は、決して少なくありません。人工皮革の鞄になぜそれだけの値段がするのか、理由がわからないままではもやもやするのも仕方がありません。

ランドセルの値段の高い・安いは、本体の見た目やランドセルの素材だけでは決まりません。価格差の本当の正体は、6年間お子さんの毎日を支え続ける「目に見えない強さ」と、もしものときに傷ついた相棒をそっともとの姿へ戻してあげられる「直しの備え」にあります。この記事では、まず相場と価格帯を示し、その差がどこから生まれるのかを、もの作りの現場の声をもとに解説します。誰にも聞けない補助金の使い方や「ご家庭の誰が支払うのか」といったお金まわりの疑問にも、最後にまとめてお答えします。

ランドセルの値段の相場・平均はいくら?

ランドセル工業会の調査(2026年)では、平均購入金額は62,034円。実際に多く選ばれているのは5万円から7万円台で、なかでも購入者の46.0%が65,000円以上を選んでいます。「7万円は高い」と感じても、いまは高価格帯が購入者の半数近くを占めるのが実情です。

ランドセルの価格帯ごとの特徴

価格帯ごとに中身は変わります。目安として整理します。

価格帯 主な中身の傾向
1〜2万円台 量販店モデルなど。素材や金具のコストを抑えた構成。軽さを優先したものが多い
3〜4万円台 機能を絞った人工皮革モデル。シンプルなつくり
5〜7万円台(主流) 人工皮革の標準〜上位グレード。6年保証やアフターサポート、安全機能が充実し、選択肢がもっとも多い
8〜9万円台 牛革などの本革モデル、装飾やオーダーの自由度が高いもの
10万円台〜 コードバンなどの高級素材、ブランド色の強いもの

同じ価格帯のなかでも、色やデザイン、男の子向け・女の子向けの選択肢は幅広く、予算を決めてから、その中で好みをじっくり選べます。主流の価格帯になると、軽量性や機能性、360度反射材、安全機能といった装備も標準的になります。同じ「ランドセル」といっても、価格帯が変われば素材も、つくりの手間や作り方も、保証の中身も変わります。ここから、その差の正体を順に見ていきます。ララちゃんランドセルの具体的な価格は、記事の最後にまとめました。

ランドセルはなぜ高いのか?価格の「中身」を分解する

ランドセルの価格が高くなる理由は、大きく分けて三つ。素材費と、つくりの手間(工賃)、そして6年間の保証です。見た目にはあらわれない部分にこそ、つくり手のていねいな手仕事と時間が積み重なっています。

たとえばララちゃんランドセルでは、会津若松の自社工場で、革ののり付けや貼り合わせを一つひとつ重ね、傷ひとつ見逃さない目視の検査を通します。この手間が、価格にあらわれます。

そして、6年間の保証もこの価格の一部です。もしものときには、往復の送料も、修理のあいだにお貸しする代替ランドセルも、追加の負担はありません。買ったその日から、6年分の安心がいっしょについてきます。

素材と価格の関係

素材の選び方にも、価格差の理由がはっきり出ます。ララちゃんが使う人工皮革は、強さを保つために、あえて高価で厚い生地を選んでいます。厚い分だけ重くはなりますが、それは6年間しっかり背負い続けるために必要な重さです。軽さを最優先に芯材や生地を削れば価格は下げられますが、ララちゃんはそこで耐久を選びました。

近年は、人件費も電気代も材料費も、どれもが上がり続けています。それでも各社、できるかぎり価格に反映させないよう企業努力を重ねています。そのうえで、品質を保ったまま6年もたせるには、どうしても吸収しきれない分が出てくる。それが近年の値上がりの実情です。

図1:ランドセルの価格にふくまれるもの
素材費 厚みのある人工皮革・芯材・金具。6年間の耐久性を支える土台です。
つくり(工賃) のり付け・貼り合わせ・縫製、そして傷ひとつ見逃さない目視の検査。
6年間の保証 修理代も、往復の送料も、修理中の代替ランドセルも無料。買った日から、6年分の安心がついてきます。

人工皮革は「安物」ではない。同じ人工皮革でも中身は別物

ここまで素材の話が出てきました。ランドセルといえば本革、というイメージを持つ方もいます。いまの主流は、軽くて扱いやすい人工皮革です。「人工皮革は本革より格下では」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。いまや大事なのは、本革か人工皮革かよりも、どの人工皮革を選ぶかにあります。ランドセル工業会の調査でも、牛革を選ぶ人は約2割で、いまは人工皮革が主流です。

日本のランドセルに主に使われる人工皮革は、実のところ数種類しかありません。いずれも甲乙つけがたい優れた生地で、海外で安くつくられる薄い生地とは強度も質感も別物です。そのなかでベルビオ・5は、牛革に近い光沢と落ち着いたマットな風合いを持ち、6年たってもその表情が保たれるのが特徴です。

ベルビオ・5は、ララちゃんが生地メーカーと一緒に開発し、改良を積み重ねてきた生地です。だからこそ、時代や流行に合わせた微妙な色の変化や新色を、自社が主導して生み出せます。できあいの生地を仕入れるのではなく、色も質感も自分たちの手で決めている。ここがベルビオ・5の値打ちです。

牛革やコードバンといった天然皮革には、独特の風合いがあり、その魅力で選ぶ方もいます。ベルビオ・5は、そうした天然皮革にも引けを取らない上質な人工皮革で、安さのために妥協して選ぶ素材ではありません。素材は、見た目の好みと、軽さや手入れのしやすさを基準に選んでください。素材の違いについてくわしくは「ランドセルの素材は人工皮革・牛革・コードバンの3種類」でお伝えしています。

お手頃なランドセルとの違いは、6年後に出る

お手頃な価格のランドセルには、その価格で届けるための、つくり手の工夫があります。どこで価格を抑えるかは、ある程度決まっています。

たとえば、芯材や金具をシンプルにする、ポケットや装飾を絞ってつくりの手間を抑える、人工皮革のグレードを変える、といった工夫です。どれも新品のときには見分けがつきにくく、その差は表に出ません。

違いが出てくるのは、6年後です。芯材や生地を抑えたつくりは、型崩れや日焼け、角のすり切れが進みやすくなります。買った日にはわからなかった差が、卒業に近づくほどあらわれてきます。

ランドセルの価格と品質は比例する?

価格が高いほど良い、というわけでもありません。価格と品質は、ある程度までは比例しますが、ブランド価値まで含めると単純ではなくなります。選ぶときのものさしはひとつ。6年間、毎日使い切る前提で、価格そのものより中身で選ぶことです。型崩れや丈夫さが気になる方は、つくりの違いを「ランドセルの丈夫さ」の記事でも説明しています。

図2:価格を抑える工夫と、6年後に出る違い
価格を抑える主な工夫 6年後に出やすい違い
芯材・金具をシンプルにする 型崩れ
人工皮革のグレードを変える 日焼け・色あせ
装飾を絞り、生地を薄くする 角のすり切れ

もしものときも、そっと元の姿へ。だから6年間そばにいられる

中身で選ぶ、と書きました。その中身のひとつが、もしものときの向き合い方です。毎日6年間使えば、ときには傷んでしまうこともあります。そんなとき、お子さんの気持ちまで考えて、できるだけ早くもとの姿へ戻してあげられるか。ここが、価格に見合うかどうかの分かれ目になります。

6年間の修理保証とアフターサポート

たとえばララちゃんのランドセルは、すべて会津の自社工場で完結してつくられています。だからこそ、どんな傷みも自分たちの手で直します。原則として、6年間の修理はすべて無料です。往復の送料はもちろん、直しているあいだはお子さんが困らないよう、代替のランドセルもお貸しします。しかも、新品に丸ごと取り替えるのではなく、お子さんが使ってきたその一台を、できるだけそのまま活かして直します。毎日いっしょに過ごしてきた相棒だからこそ、卒業の日まで同じ一台で、という思いからです。

毎日背負われて、床に置かれて、雨にも降られながら、6年間ずっと使い続けられる鞄が、大人の鞄を見渡してどれだけあるでしょうか。しかも、もしものときには、傷ついた相棒をそっともとの姿へ戻してくれる。この価格に込められているのは、そんな安心です。6年間の修理とアフターサポートのくわしい内容は「ランドセルの保証」の記事にまとめています。

賢くお得に。早い時期の予約で総額が変わる

6年間そばにいる一台だからこそ、できるだけ納得して、賢くお得に手に入れたいものです。じつは、ランドセルの平均購入金額は2018年からの9年間で約21%上がり続けています(ランドセル工業会調べ)。来年さらに上がる前に動くのが、賢い選び方です。いちばん確実なのは、早い時期に予約すること。多くのメーカーが、早い時期に予約するほど本体価格が下がる仕組みを用意しています。

ランドセルはいつ予約するとお得?

ララちゃんのオーダーメイドも、予約の時期によって本体価格が変わります。早い順に、超早割、早割、通常価格と段階が進み、早割には限定本数の枠もあります。気に入ったカラーやデザインが決まっているなら、早めに予約するほど総額を抑えられます。いつ動くべきかの全体像は「ランドセルはいつ買うべきか」の記事で整理しています。

価格にためらうなら、まず家族に相談を。おさがりという選択肢も

ここまで読んで、それでも価格にためらいを感じるご家庭もあると思います。その場合に、いくつかの道があります。

ランドセルは誰が用意する?

まずは、祖父母に相談してみてはどうでしょうか。ランドセルは、祖父母が入学祝いとして用意するご家庭も多くあります。よくあるのは、ご両親のどちらかがランドセルを、もう一方の祖父母が学習机を、と分け合うかたち。誰が用意するかに、特別な決まりはありません。早めに家族で話しておくと、早割の時期も逃しません。

おさがりを譲り受ける選択もあります。気をつけたいのは保証です。中古やおさがりのランドセルは、前の持ち主の購入から6年以内であっても、メーカーの6年保証の対象外になることがあります。譲り受ける前に、メーカーへ確認しておくと安心です。

それでも難しいときは、公的な助成という手段も

それでも準備が難しいときには、公的な支援を頼る手があります。代表が「就学援助制度」。国が定め、お住まいの市区町村が窓口になって運用する制度です。経済的な事情で就学の準備が難しいご家庭を支えるもので、所得などの要件があります。まずは対象になるかを、市区町村の窓口で確かめるところから始まります。令和5年度はおよそ122万人、義務教育のお子さんの約7.7人に1人が利用しました。ランドセルの購入費用は「新入学児童生徒学用品費」として補助の対象です。金額は自治体差が大きく、多くの自治体で5万7千円ほど、横浜市で約6万3千円、東京都中央区で約7万4千円。23区の一部にはさらに高い例もあります。購入後でも申請できる自治体が多く、その場合は領収書に「ランドセル」と品名の記載が必要です。

補助金のほかに知っておきたい支援

このほかにも道はあります。自治体によっては、ふるさと納税の返礼品としてランドセルを選べることがあります。お住まいの自治体やふるさと納税サイトで「ランドセル」を探してみてはどうでしょう。勤務先によっては、社員のお子さん向けにランドセルを用意する福利厚生もあります。気になる方は、勤務先の人事や総務の担当部署にたずねてみてください。

金額も条件も制度ごとに違います。確実なのは、窓口に直接たずねること。国の制度の概要は文部科学省の就学援助の案内でも確認できます。

ララちゃんランドセルの価格

ここまで、相場と価格の中身、賢い選び方、そして困ったときの支えまで見てきました。最後に、ララちゃんランドセルの価格をまとめます。オーダーメイドは、予約の時期によって本体価格が変わります。

本体価格(税込・送料込) 予約期間(2027年度)
67,100円(超早割) 5/12〜7/6
71,500円(早割・限定2,000本) 7/7〜9/30
86,900円(通常価格) 10/1〜

本体価格に、必要なオプションだけを足していく仕組みです。マジかるベルトは+5,500円、ししゅうオプションは何か所変えても+5,500円(どちらも時期に関わらず定額)。両方付けても、通常価格で97,900円におさまります。組み合わせ方は「ランドセルのオーダーメイド」の記事で紹介しています。

オーダーメイド以外の商品も豊富にそろっています。いちばん手に取りやすいのは、ララちゃん最軽量1,190gの「スマート・ライト」で55,000円(税込)。デザインも価格帯もそろっているので、予算に合わせて選べます。

ララちゃんランドセルの主なモデルと価格(2027年度)

オーダーメイドのほかにも、人気のモデルが価格帯ごとにそろっています。気になるモデルから予算を考えるのもおすすめです。

モデル 価格(税込)
スマート・ライト(最軽量1,190g) 55,000円
リボン 62,700円
コスモレインボー(セミオーダー) 68,200円〜
エンジェル・ララ 69,300円
トップん フルール 69,300円
ジュエル・リボン 72,600円
サンリオキャラクターズ 74,800円
エルテナ 77,000円
アクティブNEO 77,000円
オーダーメイド 67,100〜86,900円
VONDS R 78,100円
アディダス ヴェントX 82,500円
ニューエラ 92,400円

人気の色は、男の子ならブルーやネイビー、ブラック系。女の子ならパープルやラベンダー、ピンク系に分かれます。どのモデルもカラーやデザインの選択肢が豊富なので、お子さんの好みを起点に選んでください。

実物の質感や背負い心地は、写真だけでは伝わりきりません。公式通販のカタログ請求は無料です。お近くの展示会や、ショールーム取扱店舗なら、実際に試着もできます。カラーやデザインを見比べながら、6年間を預ける一台をぜひ手に取ってみてください。

よくある質問

Q1. ランドセルの平均金額はいくらですか?

ランドセル工業会の調査(2026年)では、平均62,034円です。多くは5万円から7万円台で、購入者の46%が65,000円以上を選んでいます。

Q2. ランドセルは、家族の誰が用意することが多いですか?

祖父母が入学のお祝いとして用意してくれるご家庭が多くあります。ご両親のどちらかがランドセルを、もう一方の祖父母が学習机を、と分け合うことも。最終的にどれにするかはお母さんが決めることが多いですが、近年は、お子さん自身の「これがいい」という気持ちを大切にするご家庭が増えています。

Q3. ランドセルの購入に使える補助金はありますか?

国が定め市区町村が運用する就学援助制度などがあります。ただし所得などの要件があり、どなたでも受けられるわけではありません。金額も条件も自治体ごとに違うので、まずはお住まいの市区町村の窓口で直接確認してみてください。

Q4. ランドセルは本革と人工皮革、どちらがいいですか?

どちらが上ということはありません。大事なのは、本革か人工皮革かよりも、どの素材を選ぶかです。人工皮革にもグレードがあり、ベルビオ・5のような上質な生地は天然皮革に引けを取りません。牛革やコードバンは、独特の風合いの魅力で選ぶ方もいます。

Q5. 値段が高いほど良いランドセルですか?

ある程度までは比例しますが、必ずしもそうとは限りません。6年間毎日使い切る前提で、価格そのものより中身(耐久性と、もしものときの備え)で選ぶのがおすすめです。

Q6. 色やデザインで値段は変わりますか?人気の色は?

同じシリーズなら、色やデザインで値段が大きく変わることはほとんどありません。人気はブルーやネイビー、ピンクやラベンダーなどに分かれ、男の子と女の子で傾向があります。お子さんの好みを起点に選んでください。

Q7. 軽さや反射材で値段は変わりますか?

反射材や安全機能などの装備を足せば、その分だけ価格は上がります。一方で、軽さばかりを追えば、安全性や6年間の耐久とのトレードオフになることもあります。やっかいなのは、軽さのために芯材や生地を削った結果、素材費を抑えているのに価格は高いという逆転が起きる場合もあること。数字の軽さだけで選ぶと、中身を見誤ります。

Q8. おさがりや中古のランドセルでも大丈夫ですか?

使うこと自体は問題ありません。ただし中古やおさがりは、前の持ち主の購入から6年以内であっても、メーカーの6年保証の対象外になることがあります。メーカーに問い合わせてみてください。

※本記事の価格・制度の数値は2026年6月時点。最新のキャンペーン期間・補助金制度は公式サイトおよび各自治体でご確認ください。

著者:ララちゃんランドセル編集部